今回は、広島県神石高原町唯一の味噌蔵「神龍味噌(しんりゅうみそ)」を紹介します。
なんと創業は1948年の老舗の味噌蔵で伝統製法の味噌づくりにこだわっています!!
そんな「神龍味噌」は、2025年2月8日にテレビ朝日系列で放送された人生の楽園で紹介されました。
この記事では広島県神石高原町唯一の老舗味噌蔵「神龍味噌」についてまとめました。
「神龍味噌」について


基本情報
株式会社神龍味噌(かぶしきがいしゃしんりゅうみそ)
- 住所:広島県神石郡神石高原町油木甲3282-1
- 電話:0847-82-0637
- 創業:1948年
- 公式HP:https://www.shinryumiso.com/
- Online Shop:https://shiryumiso.thebase.in/
*小売販売、蔵見学、試飲などの店頭業務は行ってないのでご注意ください。
特徴


「神龍味噌」の味噌は、ほとんどの工程を手作りで作っています。
1948年に創業した神龍味噌の味噌蔵は、広島県の東、広島県神石郡神石高原町にあります。
標高が高く、400~700mの山間部に位置し、夏は涼しく、冬は寒いのが特徴です。
朝晩の気温差が大きくなり、その年の味噌ができる秋には、幻想的な雲海が見られます。
豊かな自然に恵まれたこの土地で、伝統製法の味噌づくりをしています。
「神龍味噌」は、味噌を発酵・熟成させるのに木桶を使用しています。
木桶は、古いもので150年以上の歴史があり、そこに住み着く微生物は、その蔵元特有の生態系をつくります。
百年を超える歴史の積み重ね、木桶仕込みにしか出せない味の理由がここにあります。
天然熟成は加温しないで味噌を熟成させる方法です。
そのため、添加物、化学調味料は一切使用しておりません。こ
の土地の環境の中で自然に熟成されるのを待つため、時間がかかります。
手間ひまをかけた「神龍味噌」の味噌は、時間と風土が育て上げる「一期一会の味噌 」です。
ヒストリー


門田英章さんと妻の茜さんは、2020年に当時廃業寸前だった、広島県神石高原町唯一の味噌蔵「神龍味噌」を不思議なご縁で継承することになりました。
門田英章さんはコンニャク農家で働き、茜さんはそれを加工して販売していました。
その頃、町で唯一の味噌蔵「神龍味噌」が廃業するという話が伝わってきました。
「神龍味噌」の二代目である中平道正さんは、後継者が見つからず年齢的にも限界がきており、いよいよ味噌蔵を取り壊すというとき、以前「神龍味噌」でアルバイトをしていた門田英章さんのことを思い出し、「蔵を継がないか」と声をかけたそうです。
二代目の中平道正さんからのバトンを光栄に感じた門田さんご夫婦は、蔵を引き継ぐために全身全霊で味噌作りを習得。
半年かけて完成した味噌は、地元の道の駅で店頭販売すると2時間で完売しました。
地元の人から「ありがとう!」という声が多く届き、自信がついたといいます。
こうして2020年11月「神龍味噌」を三代目を門田さんご夫婦が継承しました。
「神龍味噌」の製品はどこで買えるの?
道の駅さんわ182ステーション


道の駅さんわ182ステーション
- 住所:広島県神石郡神石高原町坂瀬川5146-2
- 電話:0847-85-2550
- 定休日:なし
- 営業時間:7時30分〜18時
- 駐車場:あり
まとめ


この記事では広島県神石高原町唯一の老舗味噌蔵「神龍味噌」についてまとめました。
危うく全国で1%の「蓋糀法」「木桶仕込み」「天然熟成」が出来る貴重な味噌蔵が廃業するところでした!!
地元の人たちにとっては、慣れ親しんだ味噌が、これからも継続することになり、喜んだと思います。
私的にも貴重な製造方法が失われずに済んで本当に良かったと思います。
この夫婦の取り組みを応援するのに一番良い方法は「製品を購入する」ことだと思うので「道の駅さんわ182ステーション」に立ち寄った際には「神龍味噌」の味噌をぜひ購入してみてください。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。