今回は、大阪市此花区にある老舗銭湯「千鳥温泉」を紹介します。
「千鳥温泉」の歴史は古く1952年に創業してから70年以上地元の方々に愛されています。
しかし後継者がおらず、「千鳥温泉」は廃業の危機を迎えます。
その話を聞いた現在のオーナーである桂秀明(かつらひであき)さんが2017年9月に経営を引き継ぎ現在に至ります。
そんな「千鳥温泉」は、2025年2月22日にテレビ朝日系列で放送された人生の楽園で紹介されました。
この記事では大阪市此花区にある地元の方々に愛され続けている老舗銭湯「千鳥温泉」についてまとめました。
「千鳥温泉」について


雰囲気ある外観ですね〜♪
1967年に建て替えられた割には綺麗な外観で入りやすそうです!!
お手入れがしっかりとされている感じですね。
基本情報
千鳥温泉(ちどりおんせん)
- 住所:大阪府大阪市此花区梅香2-12-20
- 電話:06-6463-3888
- 定休日:火曜日
- 営業時間:14時30分〜22時30分
- 駐車場:なし
- 公式HP:https://jitenshayu.jp/




受付は番台ではなく、フロント形式なので女性の方でも安心して利用できます。
脱衣所と浴室も良い意味で老舗感を出しながら、綺麗に掃除されていて気持ち良く利用できます。
特徴

「千鳥温泉」は、JR西九条駅から徒歩12分、阪神千鳥橋駅から徒歩6分。
USJ(ユニバーサルスタジオジャパン)から約3kmにある「千鳥温泉」は、1952年創業の銭湯です。
浴室にある小さな豆タイルで描かれた大きな富士山のタイル絵は、現在では残っている場所が少なく貴重です。
熱めの湯船、ぬるめの湯船、浅めの湯船、電気風呂など入浴施設も充実しています。
もちろん乾式サウナと最適温の水風呂も完備しているので、サウナファンの方でもリフレッシュできます。
風呂上がりはゆったりとロビーエリアで冷たいお飲み物を飲みながらくつろぐことも可能です。
オーナーの桂秀明さんは自転車好きとして知られており、自転車の方々に優しい配慮が盛り沢山なのが「自転車湯」とも呼ばれる由縁です。
室内には、ロードバイク専用置き場があるので盗難の心配もありません。

- 1952年 創業
- 1967年頃 現在の建物に建て替え
- 1999年 番台からフロント形式に改装
- 2017年9月 現在の経営者による営業開始
入浴料金
- 大人(中学生以上):520円
*回数券10枚で5,000円(大阪府の浴場組合加盟の全銭湯でご利用可能です) - 中人(小学生):200円
- 小人(幼稚園児まで):100円
料金は2025年2月のものです。
ヒストリー

銭湯が大好きな桂秀明さんは、旅行代理店に勤めながら、銭湯めぐりをしていました。
ある日、地元の銭湯「千鳥温泉」が次の運営者を探している事を知ります。
奥さんの桂育美(かつらいくみ)さんと話し合った結果、会社を早期退職。
大家さんから施設を借り「千鳥温泉」を再スタートさせることにしました。
しかしオープンすると、深夜からの掃除は重労働で、過酷な日々が続きました。
そこで桂秀明さんは、「銭湯入り放題」の特典付きで手伝ってくれる人を募集。
今では17人ほどの仲間が集まり、みんなの力で健全な運営ができるようになりました。
施設内には、桂秀明さんのユニークなアイデアが溢れています。
小学生以下に向けた駄菓子のくじ引き、ルールを守れば読書OK、盗難防止のため自転車を預かるスペースも作りました。
さらに、昭和の銭湯にあった鏡広告を復活させました。
「亡くなったら寂しい!」「好きやねん!」「極楽や!」と高齢の常連さんから新たな若者まで、みんなに愛されている「千鳥温泉」です。
まとめ

この記事では大阪市此花区にある地元の方々に愛され続けている老舗銭湯「千鳥温泉」についてまとめました。
一時は後継者不足のため廃業の危機を迎えた「千鳥温泉」ですが、桂秀明さんと桂育美さんのおかげで、現在も地元の方に愛される銭湯として存続しています。
「千鳥温泉」は老舗の銭湯ですが、自転車の方々にも配慮したり、子どもたちのくじ引き、読書OKなど新しい取り組みをされています!!
皆さんも是非「千鳥温泉」に足を運び、身も心も癒されてみてください。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。